プロフィール

西川 雅夫

  • 名前:西川 雅夫
  • 性別:男性
  • 誕生日:1948年12月5日
  • 出身地:大阪府
  • 詳細なプロフィール

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    無料ビジネスが流行るのは、なんでやねん

    無料といえば「モバゲー」、「モバゲー」といえば無料、のような形で

    たいへん売れているサイトがあります。
    無料とはたいへん響きのいい言葉で、この言葉を聞いたけで、なぜか心がほのぼのとします。
    二着注文すれば三着目が無料、二泊すれば三泊目が無料など昔からサービス的な意味でも無料が使われていましたが、ITの世界になって急にこのビジネスが流行りだしたことは確かです。

    これはクリス・アンダーソン著の「FREE」がニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなり、

    「無料からお金を生み出す新戦略」「あなたがどの業界にいようとも、無料との競争が待っている」と題してフリーミアムの戦術が脚光を浴びました。
    これはITの急激な進歩によるもので彼のワイアード編集長時代に「ロングテール」という言葉を2004年に同誌で初めて世に知らしたところに端を発しています。

    ご承知のように「ロングテール」とは恐竜の尻尾のように回転のよくない商品を

    いくら掲載してもWebショップ上ではコストがかからないという意味であり、最近ではアマゾンやイトーヨーカドーなどがWeb販売に乗り出し、100~200万単位のスケールで、商品をショップ上で検索できるシステムを構築しようとしています。
    カタログのようにコストがかからなく大量の商品を提示できることはまさに無料に近い戦略であり、フリーミアムの戦術といえるのではないかと思われます。

    とにかく無料無料と叫べば人は注目し、集まってくる。

    その後追加で必要ならば代価をいただく。このシステムはモバゲーや播磨屋のおかきなどがこれにあたります。そのほか街のショッピングセンターのフリーペーパーや駅の賃貸住宅や就職案内の無料雑誌など無料が急激に増えています。

    昔から「タダほど怖いものはない」といわれていますが、

    最も怖いのはグーグルの戦略でもある顧客のデータを一手に集められるシステムではないかと思います。顧客情報の開示を恐れた中国はグーグルを拒否したように、無料無料と思っていても、いつしかそのデータが何にも変えがたい貴重な情報に化けることを忘れてはならないのです。

     (書籍「なんでやねん 改訂版」より  西川雅夫著/書肆侃侃房)

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