代行ビジネスが流行るのは、なんでやねん
今、ソリューションビジネスというのが非常に流行っていますが、
これは「なんでもお気軽にご相談ください」というふうに、人が困っていることを助けるというものです。
仕事量が多すぎて困っていると人を派遣する。事務の合理化や電話代、コンピューターシステムなどコストダウンの相談に乗る。物流のアウトソーシングや経理、総務のアウトソーシングなどすべてビジネスにつながるわけです。 そういうことからいくと、代行ビジネスもどんどん発展していくと思います。もう、
すべて代行です。最近は子どもを産むのまで代行しています。
もちろん車の運転代行サービスとか、司法書士とか、今の投資もそうです。あれを英語でオルガナイティブと言います。投資顧問会社も投資に対して代行しているようなものでしょう。
すべて代行に置き換えていくと、ビジネスというのはたくさんある。あんまり大きな声で言うと、みんな「いい商売や!」ってなりますが。何を代行すればいいかを、みんなに聞いて教えてもらったらいいかも知れません。
この前「笑点」でやっていたのですが、お題が「代行」でした。
「あんたの代わりにどんな代行が出来るか」というなぞかけ。回答は様々で、宴会で勧められたら代わりに飲むとか、花嫁代行から宴会幹事代行までありました。
とにかく代行という言葉はものすごいキーワードだと思います。
代行というキーワードで捉えたら、ビジネスはもう、めちゃくちゃある。これからの新製品開発のヒントの一つとして、アイデアとして、代行というのは外せないでしょう。
(書籍「なんでやねん 改訂版」より 西川雅夫著/書肆侃侃房)